理事長挨拶

新 任 ご 挨 拶


公益社団法人 日本産業退職者協会
理事長  湯藤 哲


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  当協会は、1970(昭和45)年に年金制度の改善を目標に発足したサラリーマン協会を母体として1984(昭和59)年に設立されました。初代会長には安井謙氏(元参議院議長)が就任され、理事長には布施祹一氏(金融財政事情研究会理事長)が就かれました。その後30有余年間に、会長職は4代に亘って引き継がれ、2016年6月の総会を以て、山本惠朗氏より第5代会長として前田晃伸氏が就任され、また理事長職も第5代の榎本郁夫氏が勇退され、小職が選任された次第であります。

 さて、協会発足以来「シニアライフに新しい生きがいを!新しい感動を!」をモットーとして高齢者の社会参加支援に努めてまいりました。具体的な活動としては東京都世田谷区における認知症予防活動「きたざわサロン」をはじめ、若い人たちとの世代間交流を進める「かがやきサロン杉並」や広島支部においては「留学生との交流会」などを行っております。
また、毎年東京都社会福祉協議会と連携して福祉施設入居者を招待し、チャリティコンサートを開催し協会の大きなイベントとして定着してまいりました。2015年の実績では、招待者250名とともに一般入場者350名も参加して音楽の楽しみを全員で分かち合いました。

 創立30年を迎えた2014(平成26)年には、記念行事として、「記念チャリティコンサート」や堀田力先生による「記念講演会」をはじめとして、「はつらつふれあいの集い」を開催して、これまでの諸先輩のご努力に感謝の意を表するとともに新しい発展を期して祝賀の行事を行いました。これらの詳細につきましては、「マチュリティ創立30周年記念号」に取りまとめられております。

 2008(平成20)年には公益法人制度改革法が施行され、当協会ではこれまでの実績を踏まえて「公益法人」としての道を進むこととし、2012(平成24)年4月に認定を受けて新しい歴史の一歩を踏み出しました。

 2015年11月には認定後初めて、監督官庁である内閣府の検査を受けましたが、3年間の実績を精査の結果、全体的講評といたしまして「公益法人にふさわしい多彩な事業活動を着実に展開している」との評価を頂きました。法の規定によれば、公益法人とは「不特定多数の者の利益の増進に寄与すること」とされており、その精神に見合った活動と評価されたことは誠に喜ばしく、今後ともに一層社会貢献活動の強化に努めてまいりたいと存じます。
 
 すでに我が国は、世界に例を見ない「超高齢社会(60歳以上人口の割合が20%以上)」に突入しました。2060年には高齢化率が40%に達すると推計されています。このような時代背景の中で高齢者が、健康面・精神面においてより豊かで楽しい生活を送っていただけるように、我々はどのように活動していけばよいのでしょうか。

 まず、一人でも多くの方々に当協会の存在を知っていただき、多岐にわたる同好会に、また神奈川、埼玉、西東京、京葉の各地域会での楽しいイベントに参加して頂けるよう、皆様からお知り合いの方々にお声をかけていただきたいのです。昨年度を振り返りましても、ご高齢のために退会される会員が増加傾向にありますので、新会員の参加によって新しい風を吹き込んでいただけるようにすることが喫緊の課題であります。

 会員増強と並んで、今後の大きな課題として財政問題があります。現在の財源は法人会員と個人会員から頂いている年会費が基盤となっております。これに加えて会員からのご寄付と諸事業からの収入があり、その一例としてエンディング・ノート「私の大切な覚書」(2016年3月末現在で30万部)の頒布収入等がございます。なお、この「覚書」の頒布につきましては皆様から多大のご支援を頂いてまいりましたが、今後とも引き続きご尽力のほどお願い申し上げます。

 最後に、当協会がこれまで以上に皆様に愛される楽しい場であり、高齢者自身が「自立と支えあい」の精神で実りある老後を過ごせる一助となりますように、微力ではございますが努力する所存でございます。なにとぞ皆様のご支援・ご協力をお願い申し上げます。

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