理事長挨拶

公益社団法人 日本産業退職者協会
理事長  吉川敏孝


aisatsu202008
 令和2年6月15日に開催されました理事会におきまして、前理事長湯藤哲氏の後を継ぎ理事長に就任いたしました。新型コロナウィルス感染症パンデミックで我が国の社会構造がおおきく変革を迫られているなか、理事長の職に就くにあたり、その責務の重さを痛感しております。 
 この度の総会では、長年にわたり協会の発展に尽力頂いた諸先輩が勇退されました。第5代会長前田晃伸氏から西浦三郎氏へ、第6代湯藤 哲理事長氏から小職へ引き継がれました。ここに先輩各位のご在任中に果たされましたご業績に対し、心より御礼申し上げます。

 当協会は、2008(平成20)年に施行された公益法人制度改革法により、これまでの実績を踏まえて「公益法人」としての道を進むこととし、2012(平成24)年4月に認定を受けて新しい歴史の一歩を踏み出し、2019年には当協会のセカンドネームを「いきいきシニアライフ」と命名して高齢者の社会参加支援に努め、現在に至っています。
 認定後、監督官庁である内閣府の2回の検査で「公益法人にふさわしい多彩な事業活動を着実に展開している」との評価を頂きました。 
 すでに我が国は、世界に例を見ない「超高齢社会(65歳以上人口の割合が約30%)」に突入しました。2060年には高齢化率が40%に達すると推計されています。このような時代背景の中で高齢者が、健康面・精神面において、より豊かで楽しい生活を送っていただけるように、我々はどのように活動していけばよいのでしょうか。
 協会は今年で36年目になります。最大の強みは何でしょうか。産業界で活躍した約1,000名の会員を中心に構成されていることです。
 その経験を活かして高齢化社会への社会貢献や法人会員様のCSR活動のお手伝い等に汗を流していかないと協会の存在価値がなくなります。
 今期は三段跳びに例えれば前半会員の皆様の元気を取り戻すことに重点を置くホップと位置付け後半は従来の活動を軌道に乗せるステップそして次年度はジャンプの年と位置付け、社会貢献と親睦を車の両輪としながら、それらの活動を活性化させるための新規事業の創出に取り組んでまいりたいと思います。
 諸活動に要する財源は法人会員と個人会員の皆様の年会費が基盤となり、このほか会員からのご寄付や諸事業からの収入で賄われています。そのためにも継続している福祉施設入居者ご招待のチャリティーコンサートや認知症予防活動「きたざわサロン」の運営などの社会貢献事業、本部や広島支部や神奈川・埼玉・西東京・京葉の各地域会で開催している多岐にわたるイベントに参加して頂くことではないでしょうか。
 最後に、当協会がこれまで以上に皆様に愛される楽しい場であり、高齢者自身が「自立と支え合い」の精神を持ち、実りある老後を過ごせるよう、努力する所存でございます。何卒皆様のご支援・ご協力をお願い申し上げ、ご挨拶に代えさせていただきます。


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