第101回江戸東京歴史散歩の会「谷中七福神巡り」
活動日 令和6年1月6日(土) 天候 快晴
次巻 午後1時~午後4時30分
実施場所 田端駅→東覚寺→青曇寺→修性院→長安寺→天王寺→護国院→不忍池辨天堂→上野御徒町
参加者数 会員19名、非会員0名、合計19名 (男性15名、女性4名)
コロナ禍が収まった後の江戸東京歴史散歩の会のイベントは、毎回雲ひとつない青空が拡がる快晴に恵まれ、今日も真冬の時期でありながら穏やかな日で、絶好のウオーキングデイとなりました。集合時間の午後1時には参加者19名が集まり、世話役からの簡単な挨拶と説明の後、田端駅から出発しました。
この谷中七福神は約250年前から始まった江戸最古の七福神で、社寺が混ざることも多い七福神巡りの中、谷中はすべて寺院で構成されています。
世話役から配られた谷中七福神巡りのちらしを右手に持ち、東覚寺に向かいました。ここは、福禄寿。真言宗のお寺です。山門の石造金剛力士立像は、病を患った部分に赤い紙を貼るという「赤紙仁王」として有名です。次に臨済宗妙心寺派の青雲寺向かいます。江戸時代には花見の場所として賑わい、花見寺とも呼ばれていました。正面にある本堂に恵比寿様が祀られ大漁豊作や商売繁盛のご利益があると言われています。江戸近郊の行楽地として賑わった日暮の里(ひぐらしのさと)に日蓮宗の寺院である修正院があります。ここは布袋尊です。本堂の左手に安置されなんとも言えない愛嬌のある布袋尊像でした。良縁や子宝のご利益があるとのことです。
少し汗ばんできました。参加者の方々も首に巻いていたマフラーをはずし、臨済宗妙心寺派の長安寺に向かいました。ここは徳川家康が納めたとされる寿老人を祀っています。あの大河ドラマに登場したどうする家康です。寿老人は中国の神様で延命長寿のご利益があります。広大な谷中墓地の一画にある天王寺に着きました。この寺は天台宗で毘沙門天です。毘沙門天は四天王の一つでインドの神様です。商売繁盛や病気平癒のご利益があります。
参加者の集団の列が長くなってきました。日頃、ウォーキングで鍛えている脚力にも差がでてきたようです。谷中霊園のさくら通りを進み、上野桜木交差点からしばらく歩くと上野公園内にある天台宗の護国院に着きました。この寺は東叡山寛永寺の子院の一つで東叡山釈迦堂とも言われ、大黒天は家門の繁栄や富貴をもたらすといったご利益があります。
今日の七福神巡りの最後になる弁財天の不忍池辨天堂に向かって上野高校を左手に見、清水坂を下り、取り壊されていましたが森鴎外居住跡の水月ホテル跡を通り抜け、そのまま道なりに進み、辨天堂近くに到着しました。が、人が多く行列が長くできており、お参りするのに待ち時間も相当かかると言われ、大変残念ながら断念しここで解散としました。
まだ幕の内で、3連休の初日でもあり、若い人たちの出も多く、賑わいもコロナ禍前に戻った感じでした。今年の七福神巡りは田端から谷中、上野の不忍池まで約5.5キロの行程でしたが、皆さん元気に完歩され家路につきました。なお、有志の方は御徒町のお店でのどを潤し楽しく歓談し新しい年を祝いました。
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